エフアンドエイノンウーブンズ(FANS)は、“地球にコミットする循環商社”であるECOMMIT(鹿児島県薩摩川内市)ならびに、“あらゆるものを循環させる”をミッションに掲げるJEPLAN(神奈川県川崎市)と、使用済み衣類の資源循環に関する業務提携をそれぞれ締結した。
国内における衣類の新規供給量の約6割に相当する48.5万tが廃棄されている現状を改善するため、繊維製品に対する資源循環システムの構築が重要課題となっている。この社会的課題に対応するため、FANSは資源循環システムのボトルネックの1つである「回収した衣類からボタンやファスナーなどの異物を除去する」工程を、手作業から自動化することで生産量を10倍とする設備投資を行い、2025年4月に稼働を予定している。
今回の業務提携により、安定的にリサイクル用の古着の供給を受けることで、導入設備の生産能力を最大限に発揮することが可能となる。また、ECOMMIT、JEPLAN両社の優れたトレーサビリティによって、資源循環システム全体の透明性が高まると期待している。