帝人フロンティアのリサイクルポリエステル原料を一部に使用したタテ型不織布が、阪神電気鉄道株式会社と株式会社阪神甲子園球場が2025年3月に開設する阪神タイガースファーム(2軍)の新球場「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」において、コクヨ株式会社が設計・生産するバックネット裏前方エリア観客席(約150席)の背中部分のクッション材に採用された。このタテ型不織布は優れた耐久性・通気性や軽量性などの機能を有することから、高機能クッション材として高い評価を得ており、多くの採用実績がある。帝人フロンティアと阪神甲子園球場は、球場内で分別回収された使用済みポリエステル製ビール用プラスチックカップからリサイクルポリエステル原料を製造し、その原料を球場内イベントで配布するノベルティや、同球場のラバーフェンスのクッション材の一部原料に使用するなど、環境に配慮した取組みを2012年から開始している。今回採用されたタテ型不織布も、この取組みにより製造されたリサイクルポリエステル原料を一部に使用している。