㈱田中は2022年に創業100周年を迎えたことを記念して周年史「株式会社 田中のあゆみ」を編纂、このほど完成し自社ホームページ上に掲載した(https://www.geo-tanaka.co.jp/pages/247/)。
1922(大正11)年8月、「田中商店」の米穀商を継承し創業した同社は、53年11月に法人へ改組し「田中精麦株式会社」としてスタート。その後、59年綿スフ織物の製造に着手、64年「田中紡織株式会社」に社名を変更、70年不織布事業を立ち上げるなど、食料から繊維へ、そして織物から不織布へ主力製品を変えつつ、製造受託メーカーから自社ブランドメーカーへと業態を変えてきた歴史をもつ。また、その間には、工場火災に見舞われるなど大きな苦難を幾度となく経験するも、そのつど全社一丸となりそれらを乗り越える一方、豪雨や台風、地震などによる被災地の復旧・復興に資する資材を開発・供給することで社会に貢献。さらに、各地の空港建設や新幹線関連工事など、さまざまな分野の土木事業に加え、近年は産業資材事業や海外事業など新たな分野にも積極的な取組みを進めており、同誌にはそうした同社によるこれまでのあゆみが記されている。