旭化成は、WFI(Water For Injection:注射用水)装置の販売を今年4月より開始した。水処理や液体製品の分離を行うための中空糸膜“マイクローザ”のシステム設計や開発力を活かして開発した製品。蒸留法を用いる一般的なWFI装置に対し、蒸気使用量を軽減できるのでWFI製造におけるCO2排出量削減および低コスト化を実現する。開発した装置は、蒸気滅菌可能で製薬業界でも導入実績のあるUF膜を搭載し、コンパクトで優れた操作性をもつ。エネルギーコストなどを削減できるほか、工程の簡略化やクリーン度の高い水質を得ることが可能という。