東洋紡エムシーは、OEM(完成車メーカー)へ直接アプローチして共同開発を進める新組織「モビリティ事業推進ユニット」(Mobility Business Strategy Unit)を4月1日付で立ち上げた。急速な技術革新とともに、異業種の新興メーカーが台頭するなど、劇的に変化するモビリティ業界に対応。大胆な発想転換が必要と考え、新組織ではOEMの先行開発段階からそのニーズをつかみ、一体となって開発に取り組むことで、より付加価値の高い製品をグローバル市場へ投入していく。
ユニット長には、平河内博史・営業副本部長、樹脂・ケミカル営業ドメイン長が就任。人員は、エンプラ、バイロン・ハードレン、不織布マテリアル分野などからの約20名で構成。①質量低減金属代替(軽量化)、②次世代内外装(樹脂化・機能性)、③次世代環境対応(リサイクル)、④新素材・新技術(加工技術の深化)、⑤フッ素代替(規制対応)の5つを重要テーマとして取り組み、2030年度に売上高1,000億円(全社目標:売上高2,500億円)達成を目指す。