伊藤忠商事とグループ会社であるCIPSアドバンスは、インテリア・内装卸売事業を手掛けるリリカラ(東京都新宿区)を通じて、フランスの建築資材メーカーであるTarkett S.A.が製造する環境配慮型床材“DESSO”(デッソ)の日本市場への展開、および床材循環リサイクル事業を開始した。
デッソは、床材の基材部分と表面の繊維部分を分離し、それぞれ再生することが可能な、リサイクルを前提とした環境配慮型製品。日本市場での展開にあたり伊藤忠商事ならびにCIPSアドバンスが輸入したデッソをリリカラが販売・施工、使用済みのデッソをリリカラが回収しTarkett工場に戻して再生する、床材循環システムの構築を目指す。
デッソ表面の繊維部分には、イタリアAquafilが製造するリサイクルナイロン“ECONYL”(エコニール)が使用されている。伊藤忠商事は2022年3月にAquafilへの資本参画を行っており、この取組みはエコニールの販売面での相乗効果も期待している。