東洋紡は11月7日、同社岩国事業所(山口県岩国市)において地元自治会の「灘連合自治会 環境交通安全対策委員会」13名を招き、工場見学会を実施した。
岩国事業所は、地域に根ざした事業所運営を推進するとともに、同社事業に対する理解を深めてもらうため、地域の人々を対象とした工場見学会を定期的に実施している。今回は、今年10月に稼働を開始した自家火力発電所や、安全・防災の大切さを考える研修施設の「防災研修所」、高機能メルトブローン不織布を開発・製造する「多機能不織布センター」など、近年新設した設備を中心に紹介した。
岩国事業所は1937年に操業を開始した同社の主力事業所。現在は、東洋紡㈱岩国機能膜工場、東洋紡エムシー㈱岩国樹脂・ケミカル工場、岩国環境・ファイバー工場の3工場があり、人工腎臓用中空糸膜、各種高機能樹脂、不織布などの生活資材、海水淡水化膜など、東洋紡が最重要課題の1つと位置付ける「環境」をテーマにした幅広い分野の高機能製品を開発・製造している。