日本エアーテック(東京都台東区)は、群馬県桐生市にフィルターの生産能力向上を目的とした新工場「赤城スマートファクトリー」を建設し、8月1日より稼働を開始した。
同社は創業以来約50年にわたり、高い集じん力を有するHEPAフィルターを搭載したクリーン機器を多数納入している。昨今の市場拡大により交換用HEPAフィルターの需要が増加しているほか、新型コロナウイルス感染症対策にともなう販売の伸長によりクリーンパーティション、陰圧ユニットおよび安全キャビネットなどのメンテナンス要望が増加。また、半導体製造装置などに用いられる高性能フィルターの生産能力向上も考慮し、フィルター専用工場の「赤城スマートファクトリー」建設を決定した。フィルター生産は既存工場との並行稼働を経て9月より本稼働する。今後はフィルターの売上を毎年10~20%増加させ、2025年には2020年比で2倍以上とする計画。