スギノマシン(富山県魚津市)は自然由来のセルロースを原料としたナノファイバー“BiNFi-s”の開発を進めるなか、その製造技術を応用してシングルマイクロサイズの「表面繊維化セルロース粒子」を新規に開発した。
表面が繊維化された直径7µm程度のセルロース粒子で、水分散体として提供する。表面を繊維化したことによりその比表面積は70m2/gと、市販のセルロース粉末や結晶セルロースの約20倍にもなり、各種溶媒への分散安定性が向上する。また、複数混合油の一斉乳化や充填結合剤としての利用など、CNFとは異なる用途展開が期待できるとしている。