クラレは5月1日(予定)を効力発生日として、完全子会社であるクラレクラフレックスを吸収合併すると発表した。クラレは、1972年より乾式不織布、89年よりメルトブローン(MB)不織布の製造・販売を開始してきたが、近年はアジアにおける他社の設備増設にともなう供給過剰と国内需要減少により事業環境が悪化。今後の事業方針について検討した結果、生産能力縮小による再構築が不可欠であると判断し、MB不織布事業に経営資源を集中することで不織布事業の再構築を進めている。今回の措置はこれを迅速かつ効率的に推進することを目的とするもの。クラレを存続会社とする吸収合併方式であり、クラレクラフレックスは解散する。