アキレス(東京都新宿区)は、遮水材の保護や盛土の補強など土壌養生を行うさまざまな工事に対応する“アキレス不織布マット”を12月2日より発売する。遮水・防水工事で使用する同社の“アキレス土木用シート”と合わせて不織布シートを準備したいとのユーザーの声をもとにランイアップした。
同社が販売している“アキレス土木用シート”は、一般・産業廃棄物処分場の環境保全対策や各種貯水池、農・工業用水路の遮水材、港湾、河川の防水材など幅広い用途で利用されている。遮水・防水工事では遮水材の保護や盛土の補強に不織布マットが使用されることが多く、これまでも「土木用シートと合わせて不織布マットを準備したい」との声があったことから新たに開発した。アキレス不織布マットは日本遮水工協会自主基準(JIS L 1908/ASTM D 4833)に準拠。土壌の養生用資材に適した透水性・フィルター性・耐久性・強度を備え、中間に基布を挟み込むことで施工時の寸法安定性を高めた。さまざまな土木工事のほか、各種工事での緩衝材や目止め材、吸出し防止材として使用可能。カッターナイフや裁ちバサミで裁断することができる。
同社は土木用シートとともに空洞充填用発泡ウレタンや軽量盛土用EPSブロックなども扱っており、新たに“アキレス不織布マット”を加えることで、より多様なニーズに対応し、土木工事で幅広い提案や資材の迅速な提供を実現する。今後不織布マットとのセット販売で土木用シートの拡販を図る。