東洋紡エムシーとフランスベッド(東京都新宿区)は、東洋紡エムシーの三次元網状繊維構造体“ブレスエアー”を用いて介護用マットレス“ツインウェーブ”を共同開発した。11月15日よりフランスベッドが販売・レンタルを開始する。
マットの中材に硬さの異なるブレスエアーを2層使用。これにより、ハード面とソフト面の表裏リバーシブル仕様となっているため、使用者の好みや体形に合わせた寝心地を提案することができる。また、マットの端部は、ブレスエアーを構成する繊維ループの密度を高めることで安定感を生み出すことにより、ベッドの端に腰を下ろして座る姿勢(端座位)を取りやすく、手をついて立ち上がりやすい設計とした。水洗いが可能で乾燥性に優れるため、メンテナンスも容易となっている。
介護を受ける人にとってベッドは寝具としてだけでなく、長期間過ごす生活の場でもある。そう考え、東洋紡エムシーとフランスベッドは、使用者の寝心地はもとより、立ち上がりやすさや座りやすさ、介護する人の負担軽減を追求することにより、双方が心地よく、長く使える製品を目指し、ツインウェーブを開発した。