大王製紙は、横浜市のハードプロテクが開発した室内の抗菌等空気改善塗料“Satoyama Coat(サトヤマコート)”の添加剤として、セルロースナノファイバー(CNF)水分散液“ELLEX─S”が採用されたと発表した。
サトヤマコートは、「空気をキレイにする見えない壁紙」をコンセプトにハードプロテクトが開発した室内の抗菌等空気改善塗料。ポリフェノール(いたどり、よもぎ、柿の葉、茶の木由来)成分が入った塗料を壁・天井に塗布することで自然界と同じような環境を人工的につくり出し、空気中に含まれる有害物質の吸着・分解を行う効果がある。これまで主に壁や天井のクロスに塗布して使用されてきたが、CNF水分散液ELLEX─Sを配合すると塗料の粘度が増し、化粧板や塗装面などの滑らかな面にも塗布することが可能となることに加え、塗料の定着性向上にもつながるという。