旭化成メディカルは、宮崎県延岡市で建設を進めてきたウイルス除去フィルター“プラノバ”の組立工場がこのほど完工し、5月24日に竣工式を執り行った。
近年、世界では生物学的製剤のウイルス安全性に対する要求が高まっていることに加え、モノクローナル抗体を中心としたバイオ医薬品の開発が盛んになってきていることから年々ウイルス除去フィルターの需要が増加している。また、今後もこの動きは世界的に続くと予想されることから同社はこれまでにも、2019年に宮崎県延岡市にて竣工したプラノバ紡糸工場の建設、21年に決定した大分県大分市のプラノバ BioEX紡糸工場の増設など、増員増産体制の強化に取り組んできたが、更なる安定供給を目指すため同社における組立工場としては3施設目にあたる、今回の新組立工場建設に踏み切っていた。