小林製薬は、中国安徽省合肥市にある100%子会社「合肥小林日用品有限公司」に新工場を建設し、3月15日に竣工した。額冷却シート“熱さまシート”の需要が中国で高まっているほか、“カイロ”においては中国内での配荷拡大を目指す。
竣工した新工場は、生産効率を最大化し多様な製品の生産を可能とする「ものづくりのスマート化」を導入した最新型の工場。同社は今後の中国での売上拡大には、主力品である熱さまシートやカイロを伸長させることが不可欠と判断。そのためには、中国内における人件費高騰を見据え、人手に極力頼らない生産工程の見直しや、積極的に新製品の導入にチャレンジできる経営環境の構築が必要になると考えた。新工場は、デジタル化および自動化を導入することで、生産性向上・品質向上・予防保全・環境モニタリングなどを素早く改善することが可能。加えて、材料受入・払出・生産・出荷までの一連の流れが効率化された「ものづくりのスマート化」を目指すことで生産効率を最大化し、多様な新製品の生産導入へ積極的にチャレンジできるとしている。