旭化成と旭化成メディカルは中国の江蘇省蘇州市において、製薬会社によるバイオ医療プロセスの開発や製剤化研究の支援を目的とする「Asahi Kasei(China)Bioprocess Technical Center(中国語名:旭化成(中国)生物过程工艺技术中心、以下「CBTC」)を11月23日付で開設した。
旭化成グループは中国において、旭化成メディカルの関係会社である旭化成生物工程(上海)有限公司(以下、「AKBC」)が主に中国国内の製薬会社に対しウイルス除去フィルターの“Planova”や、マイクロフィルター“BioOptimal”など関連装置の輸入販売を、また、旭化成の関係会社である旭化成分離膜装置(杭州)有限公司(以下、「AKMH」)が旭化成のコア技術である中空糸ろ過膜モジュール“MICROZA”のマーケティングを行っている。CBTCは、バイオプロセス製品やマイクローザ製品を用いた実践的なろ過実験のほか技術サポートを行うとともに、両事業の強みをさらに融合させて顧客ニーズに即応していくことにより、中国製薬業界の顧客に対し更なる価値を提供していくことを目的に設立した。