ユニ・チャームは、使用済み紙パンツから水平リサイクルした商品の供給力を高めるため、ハビックス(代表取締役社長:吉村和彦)と共同で「再生パルプ」から紙パンツ用原紙への加工技術を開発し、2024年1月より商業利用を開始することを決定した。
ユニ・チャームは2015年に使用済み紙パンツの再資源化を目指すRefFプロジェクトを開始し、オゾンを用いた滅菌技術によって未使用のパルプと同等品質の衛生的で安全な「再生パルプ」を生成することに成功した。また、2022年には、「再生パルプ」を吸水紙の一部に使用した大人用紙パンツ“ライフリー”を製造し、南九州エリアを中心に介護施設でテスト使用を開始。使用している介護施設からは「通常品とまったく変わらない品質」「環境問題の解決に気軽に参加できる」との評価を得ているという。
今回の提携は、「再生パルプ」を使用した水平リサイクル商品の供給量を拡大するためのもので、ハビックス社と共同して紙パンツ用原紙への加工技術の開発を行い、2024年1月より商業利用を開始する予定。