東レは、快適な使い切り防護服“リブモア”シリーズに、油の浸透抑制と通気性を両立した耐水・耐油タイプの“リブモア4300AS”と、JIS T8115に対応したベーシックモデル“リブモア1000AS”の2アイテムをラインアップに加えた。リブモア1000ASは、JIS T 8115 タイプ5(適合浮遊固体粉じん防護用密閉服)およびJIS T 8115タイプ6(ミスト防護用密閉服)に適合した製品。同社は、2023年内に2製品の国内販売を開始して23年度中に5万着、25年度に50万着の販売を目標としている。
耐水・耐油タイプのリブモア4300ASは、前面にスパンボンドにフィルムを積層したSF不織布を使用することで、油の浸透抑制機能を付与。また、フードと背面上部には、耐水性と粉じん防護性、通気性に優れた“リブモア4000AS”にも用いているSMS不織布を使用している。これら2素材を組み合わせた仕様は、製鉄メーカーなどでの試着結果を踏まえたものであり、油汚れが付着しにくい箇所に通気性不織布を配置することにより、油汚れ防止と通気性確保という相反する機能の両立を実現した。油汚れの多い製造業や、メンテナンス業、塗装業などに最適。
また、リブモア1000AS」は、「日本の酷暑と日本の作業環境を考え抜き、作業員が快適に安心して働ける環境作りに貢献する防護服」というリブモアの設計思想に基づき、着用快適性を低価格で実現したベーシックモデル。「JIS T 8115化学防護服タイプ5」(浮遊固体粉じん防護用密閉服)、「JIS T 8115化学防護服タイプ6」(ミスト防護用密閉服)に適合した製品であり、また適度な通気性と耐水性を持ち合わせているほか、帯電防止加工も施されている。さらに、既存のリブモアシリーズに対するユーザーからの声を反映し、袖の捲り上がりを防ぐ指ゴムや開脚しやすい股部設計を取り入れた仕様となっている。アスベスト除去、ウレタン吹付、メンテナンス、一般製造業、汚れ作業などの作業に最適としている。