ニッケは、中期経営計画において基本戦略の1つとして拡大を目指している海外ビジネスの産業機材事業分野において、海外生産拠点の1つである「PT. FUJIKO INDONESIA」(フジコーインドネシア)で不織布製造設備の増設投資を行うことを決定した。ニッケグループの産業機材事業本部は、自動車関連や環境関連など幅広い分野に向けた製品・設備などの開発・製造・販売を行っている。フジコーインドネシアは、2013年の設立以来大手取引先向けに不織布を製造。現在、生産設備がすでにフル稼働の状態にあり、顧客からの要請に一部対応できないものがあることや、今後一定の需要増が見込まれることから、既存の第1ラインに加え、より生産能力の高い第2ラインを増設することを決定した。増設する不織布製造設備は、導入実績のある設備のためり円滑な立ち上げが可能。かつ現在の第1ラインに対して25%の生産性向上を期待できるという。また、これと同時に照明のLED 化や集塵装置の強化など、より環境にやさしい施設へ整備を行う予定。