レンチングは6月28日15~17時の2時間、TKP CIRQ大阪ラグナヴェールプレミアにおいて「ヴェオセルが大切にしたい未来~カーボンニュートラルな未来のために~」をテーマとするセミナーを開催、ウェブによるオンライン参加も可能なハイブリット形式とした。
同セミナーでは3件の講演が行われ、最初にレンチング・オーストリア本社からサステナビリティ・シニアアドバイザーのPeter Bartsch博士が「未来にフィット:ヴェオセルTMのサステナビリティへの歩み」のテーマで講演。サステナビリティの課題を提示し、レンチングがサステナビリティを管理・実装してきた経緯についてヴェオセルTMの事例を紹介し、不織布分野でどのようなサステナブル・ソリューションを提供し、それが広く支持されるようになったかを解説した。
次いで、赤ちゃん本舗のサステナビリティ推進統括部長を務める岩永優美氏により「赤ちゃん本舗のサステナビリティ」について紹介。同社の取組みとレンチング・ヴェオセルTMブランドとのコラボについて説明。また“大切なものを育みながら、未来へ。”のメッセージを発信しながら、刻々を変わりゆく世界のなかで変わらない価値を提供し続けるため変わり続ける、という赤ちゃん本舗の未来への取組みを披露した。
最後に、レンチング不織布事業部のビジネスデベロップメント・マネージャーで日本・不織布部門担当の野村悦子氏が「ヴェオセルTMブランドは消費者に向けたサステナビリティのメッセージ」と題して講演を行った。同氏はサステナビリティの認識から、ヴェオセルTMブランドのもつ意味、それを使用しているユーザーの活動と未来について述べた後、「環境問題はもはや身近な問題であり、とくに小学校くらいからSDGsを勉強しているZ世代の目は非常に厳しくなってきている。環境意識の高い消費者も増えており、企業としてそうした消費者の要求に応えられるよう真剣に取り組む必要がある」とし、結果的に既存価値を高めるとともに素材の透明性にもつながると説明。その場面でヴェオセルTMブランディングが貢献できる点をあげ、レンチングとして積極的なアプローチをしながらバリューチェーンを通し一緒になって地球環境の改善・向上を実現していきたいとの考えを強調した。