東洋紡と三菱商事は、機能素材の企画・開発・製造および販売を行う新たな合弁会社を設立し、2023年1月頃を目途に事業を開始する。東洋紡が新たに設立する会社に、東洋紡の事業の一部を吸収分割し、そのうえで三菱商事が出資を行う。出資比率は東洋紡が51%、三菱商事が49%。自動車をめぐるCASEやカーボンニュートラルの潮流が押し寄せるなか、両社のもつ技術・知見を融合させることによりグローバル市場での存在感を高めていく。新会社は、東洋紡の機能素材事業(重合開発営業、バイロン・ハードレン、光機能材料、ファインケミカル、エンジニアリングプラスチック、アクア膜、環境ソリューション装置、AC製品、AC材料、スパンボンド、生活資材、スーパー繊維)に関する事業を引き継ぎ、東洋紡の技術力と三菱商事がもつ幅広い産業知見やネットワークといった総合力を掛け合わせることで、グローバル市場におけるプレゼンスの向上と多様化・複雑化する産業のニーズに応じたソリューションの提供を目指していく。