医療機器や医療材料技術の開発・製造などを手掛ける旭化成メディカルは、ウイルスを除去するフィルターの新しい製造工場を延岡市に建設する。新工場を建設するのは延岡市中川原町の岡富地区で、製造するのはウイルス除去フィルター“プラノバ”と“プラノバBioEX”。これらのウイルス除去フィルターは、製薬会社がバイオ医薬品や血液製剤などを生産する際、細胞を培養するときに必要となるもので、旭化成メディカルの除去フィルターは欧米の大手医薬品メーカーを中心に高い評価を受けている。新型コロナウイルスの対応などでウイルス除去フィルターの需要が急増していることから供給体制の強化を決めた。新工場は今年夏に着工し、2023年度中に竣工する予定。