伊藤忠商事の子会社である伊藤忠マシンテクノスと伊藤忠システックは22年4月1日付で統合する。存続会社および社名は「伊藤忠マシンテクノス」とし、伊藤忠システックの業務は、新生伊藤忠マシンテクノスに継続する。
伊藤忠マシンテクノスは国内および中国・アメリカ・メキシコの海外拠点と伊藤忠グループネットワークを活用しながら工作機械、食品・医薬品機械、製紙・プラスチック・電子半導体関連機械、環境・リサイクル関連機械などの販売およびプラント・エンジニアリングビジネスを展開。また、伊藤忠システックは国内、中国・台湾・パキスタンの海外拠点と伊藤忠グループネットワークを活用しながら、繊維機械、不織布機械、プラスチック・二次電池・電子半導体関連機械の販売と保守・メンテナンスなどの技術サービスを展開している。
製造業ではSDGs・脱炭素、DX・IoT・省人化への関心の高まりなど、ビジネス環境が大きく変容しており、顧客のニーズも細分化され、それにともなう課題への対応が急務となっている。このため、本統合することで両社の経営資源を結集のうえ、ビジネス領域・対面業界を拡大させ、機械の販売、保守・メンテナンスのみならず、個々のニーズに合ったエンジニアリングに至るまで多様なサービスを提供し、多岐に亘る業界・顧客の課題解決を実現していく。
新生伊藤忠マシンテクノスは、マーケットインの発想の下、多様化する社会・顧客ニーズに応えられるよう業界・組織の垣根を超えた取組みに注力し、戦略的 M&Aなども視野に機能を拡充し、伊藤忠グループの中核事業会社として、一層の成長を図るとしている。