東レは、2019年に中国で設立した水処理膜製品の製造会社「東麗膜科技(佛山)有限公司」(TMFC)での生産を開始し、1月17日より逆浸透(RO)膜の出荷を開始した。初出荷にともなう式典を開始し、来賓として佛山市南海区経済促進局・夏?鴻局長や南海区九江鎮・周子健副鎮長が出席、水処理業界の顧客をはじめ、東麗(中国)投資有限公司(TCH)首藤董事長や高副総経理をはじめとする東レグループ関係者など、総勢68名が出席した。
近年、中国における水処理膜の需要は海水淡水化、工場排水処理、超純水製造など各分野で急拡大している。東レは中国にRO膜製品の製造とすべての水処理膜製品の販売会社である「藍星東麗膜科技(北京)有限公司」(TBMC)のほか、MBR製品の製造会社である「万邦達東麗膜科技(江蘇)有限公司」(TWMT)を有しており、これまで多様な水処理膜を供給することで、中国の水環境改善、水不足問題の解決へ貢献してきた。 今回のTMFC立ち上げにより、中国でのRO膜の生産能力を増強し、TBMCとの強固な協力関係の下、中国における水処理事業の拡大を加速したいとしている。