トクラス(静岡県浜松市)は、水道水を手軽に浄水できる“NaTiO(ナティオ)ティーパック型浄水フィルター”を1月13日より上市した。
信州大学と共同開発した重金属吸着材「三チタン酸ナトリウム」を浄水材料として使用。2018年よりサポート活動を行っている、信州大学の国際貢献プロジェクトのなかで生まれた浄水材。飲用水や生活用水の汚染が深刻なタンザニアの水を安全な水に変えるため、設備の整っていない環境でも使用できる超簡易型浄水デバイスとして、小型でも高い性能を発揮する「三チタン酸ナトリウム」の特性を活かし、より手軽に使えるティーパック型を開発した。ボトルや鍋などに投入後、水道水を注ぐだけでにおいや雑味の原因となる物質を除去する。古い水道管などから溶出する鉛のほか、陰イオン界面活性剤やクロロホルムなども除去する。
フィルター1個で水1.5Lを浄水。経年劣化が少ないので密封保管で5年間保管可能(未使用時)。